12/09/28 02:21:50.19 VadTuabK0
ノーム・チョムスキーが明快に応えているので引用しておこう。
日本というガラパゴス地域で蛸壺化した議論は実は議論の土台にすら上がっていないものが多い。
日本人の歴史認識は恐ろしいほど”未熟”だ。
↓
五〇年前に遡ってみましょう。サンフランシスコで講和条約が調印されました。五〇周年を祝ったばかりですね。
チョムスキー その条約にどこの国が参加して、どこがしなかったか、ご存じですか?
アジアの国は軒並み出ませんでした。コリアは出なかった。中国も出なかった。インドも出なかった。フィリピンも出なかった。
出席したのはフランスの植民地と、当時イギリスの植民地だったセイロンとパキスタンだけでした。植民地だけが出席した。
なぜか? それは講和条約が、日本がアジアで犯した犯罪の責任をとるようにつくられていなかったからです。
日本がすることになった賠償は、アジアに物品を送ること。日本にとっては万々歳です。資金は結局アメリカが賄ってくれるからです。
しかしもちろん、アメリカには支払いをしなければなりませんでした。占領経費やその他の犯罪のつけをアメリカに支払う。アジアの人々には支払わない。
アジアに対しては何も提案されませんでした。それは日本が、誰もが知るところの真の戦争犯罪人である天皇のもと、
以前のファシズム体制を復活させて国家を再建しようとしていたからです。それも、アメリカの覇権の枠組みの中で。