12/09/24 09:07:21.45 YErjHcoY0
日中国交回復時には両国が尖閣の領有を主張していた。(事実)
時の両国の首領はこの問題を今決着させることより、国交の回復を
優先するために「棚上げ」とした。(外交的事実)
尖閣はその「棚上げ」の基本理念の元に置かれている。
相互に領有は主張するが「棚上げ」だから、前提となる国交が廃棄
されない限り「棚上げ」が続くことになる。
「棚上げ」は部分的な休戦協定のようなもので解決の先送り協定だと解する。
協定が尊重されているかどうかは「棚上げ」ではない状況を
是とするか否とするかにより判断するしかない。
「領土問題有り」という認識は「棚上げ」の失効中断を宣言することになる。
拡大して解釈すれば国交回復の破棄宣言ということになる。
尖閣問題に限定して解釈しても、「棚上げ」の中断を意味することに
なるのは間違いない。
先に動いたらドツボに嵌るのだ、中国首脳はほくそ笑んでいるだろう。
実効支配している側が動いてしまったのだから、今を基点に新たな争奪戦が
始まってしまった。
尖閣は竹島とは背景が全く異なる、両国の「棚上げ」(先送り)の了解の
元に置かれていたのだ。
外交努力や経済支援などで解決できるような簡単なことではない。