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「過激な行動は控え、社会秩序を乱さないように」
北京の日本大使館前では、数千人に膨らんだデモ隊に向け、警備当局がスピーカーで呼び掛け続けた。
柳条湖事件の舞台となった遼寧省瀋陽で記念式典が始まった午前9時18分(日本時間同10時18分)には、
「国の恥を忘れるな」と叫ぶ群衆が大使館前に結集。武装警察が5重の人垣を作って対峙する場面もあった。
デモ隊は警官の指示に従い、大使館前にとどまることなく行進を続けたが、中にはペットボトルや生卵を大使館に
向かって投げつける行為も見られた。また、「対日宣戦せよ!」「血で東京を洗え!」などの過激なスローガンも
飛び出した。
一方、中国の在留邦人は18日、一部の日系企業が日本人従業員の出社を禁じるなど、「反日デモ」の状況を
息を潜めて見守った。
反日デモが続く北京では、デモ隊に狙われないよう、中国国旗などで看板を覆い隠す日系企業や日本飲食店が
相次いでいる。「釣魚島(尖閣諸島の中国名)は中国の領土」という貼り紙をわざわざ店先に掲げる日本飲食店も
現れた。現地の日系企業に長年勤める女性(43)は、「デモ隊のそばを通ったら『どこの国だ』と詰め寄られ、
思わず『韓国人』と答えた。日本人だと分かると怖いのでタクシーには乗らず、バスでも無言で通している」と話す。
長期滞在する在留邦人が約5万6000人を数え、中国で最大の日本人社会を抱える上海でも、日本人学校が
18、19日の2日間臨時休校となり、日本人の園児が通う幼稚園も相次いで休みとなった。妻子とともに家族3人で
自宅で待機している日系メーカーの駐在員は「反日感情が急速にエスカレートすることが心配だ。こんな状況では
不安でならない」と話した。
ソース
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