12/09/18 18:24:16.08 scXH1qhDO
>>536の続き
■4.対中投資はGDPの1%強
もう一つは対中投資である。「日本から中国への膨大な投資がパーとなったら大損害だ」と言われるが、本当にそうか。
平成21(2009)年度末での対外直接投資残高で見ると、中国向けは550億ドル。GDPに対しては1%強。
日本の対外投資残高は7404億ドルで、そのうちの7.4%に過ぎない。これは対米の四分の一、対西欧の三分の一の規模である。
「日の本株式会社」で例えれば、町内のあちこちに74万円ほど貸し付けているが、そのうち隣の
「チャイナ株式会社」に貸していた5万円が焦げついた、という事である。経営が傾くほどのことではない。
中国政府がもし日本の資産を接収するような暴挙をしたら、日本はGDPの1%強を失うだけだが、その瞬間にすべての外国からの対中投資はストップするだろう。
外国からの投資を接収してしまうような無法国家に投資しつづける愚かな国や企業があるはずがない。すでに投資した分も回収にかかる。
中国が海外から受け入れている直接投資残高は、平成20(2008)年度末で3781億ドル。日本の対中投資の6.8倍もの規模である。
海外からの投資がストップしたら困るのは「日の本株式会社」よりも「チャイナ株式会社」なのである。