12/09/18 18:16:31.09 scXH1qhDO
>>523の続き
■3.中国からの輸入は2.44%、しかも代替が効く品が多い。
輸入はどうか。中国・香港からの輸入は、同じく平成21(2009)年度で約1236億ドル、GDPの比率にして2.44%である。
しかも中国からの輸入は、農産物や安価な工業製品が多い。農産物なら多少値段が高くとも、高品質で安心できる国内産で代替できる。その分、国内農家が潤う。
また安価な工業製品も、中国製でなければダメという製品はほどんどないだろう。国内産の高級品、あるいは東南アジア製などで代替可能である。
尖閣諸島での中国漁船衝突事件で、レア・アースの輸出制限が大きな問題となったが、三橋氏によれば、そもそも90年代にレア・アースはアメリカや南米、オーストラリアなどで普通に産出されていた。
その後、中国がダンピング攻勢をしかけたので、これらの国の鉱山が閉鎖に追い込まれたという。中国がレア・アースを売らないというなら、再び、これらの国から買えばよいだけだ。
ということで、中国が無くなっても、GDPへの影響は2.44%の数分の一という規模であろう。「日の本株式会社」の例で言えば、これは年12万円ほどの仕入れ先が一つなくなったが、その相当部分は他の仕入れ先に振り替えればよい、という話である。