12/09/18 18:09:15.78 scXH1qhDO
日本経済は中国に依存してない
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中国への輸出はGDP(国内総生産)比3%以下、投資は1%強でしかない。
(略)
■2.対中輸出はGDPの2.79%に過ぎない
まずは「日本経済は中国に依存している」という事が事実かどうか見てみよう。「依存」の定義として、以下の3つが考えられる。
1) 中国への輸出がなくなったら、日本経済は大変なことになる。
2) 中国からの輸入がなくなったら、日本経済は大きな打撃を受ける。
3) 中国への膨大な投資がパーになると、大損害だ。
まず中国への輸出だが、平成21(2009)年度における中国・香港向けの輸出額は約1415億ドル。これだけみるとずいぶん大きいようだが、同年の日本のGDP(国内総生産)は約5兆ドルなので、そのわずか2.79%でしかない。
本講座なりに例えれば、年に500万円の利益を上げている「日の本株式会社」があるとする。その顧客の一つが倒産して、14万円の売上がなくなったのと同じである。多少の痛手ではあるにしても、致命傷というほどのことはない。
しかも日本企業が中国に部品を輸出して、現地子会社で組立をし、完成品を日本に逆輸入したり、欧米などに輸出したりする割合もかなりあるので、これらは中国がなくなっても、ベトナムその他で十分、代替が効く。とすると、実際の損失はもっと小さい。
また、2、3%のGDP減少は、それほど珍しいことではない。平成12(2000)年を基点として、平成22年(2010)年までの10年間で、GDP(名目USドルベース)が対前年で4%以上下がった年が3度もあった。