12/09/17 21:37:03.09 0
・過去最大の規模となって、80都市を超えたそうです。中国全土に拡大した反日デモのことです。
危ないところでした。9月1~8日の法政大学教職員・OB訪中団も、この時期だったら中止に
なっていたかもしれません。
日本政府が沖縄県の尖閣諸島を国有化したことに反発して大規模な反日デモが2日連続で
発生しました。日本料理店などが襲われたり、日系の大型店や企業などでの略奪もあり、
操業停止に追い込まれるなど、事態は深刻になっています。
背景には中国の現状への不満やうっぷんがあるのかもしれません。それを晴らす対象として、
日本が選ばれたという側面は否定できないでしょう。
しかし、日本人を敵視して日本製品を略奪したりボイコットしたりしたからといって、それで
尖閣諸島の領有権が変わるはずがありません。「日本人は島から出ていけ」と叫んでも、
島には誰も住んでいませんから、出て行きようがないではありませんか。
この問題を、もっと冷静に考えてもらいたいものです。問題を紛糾させても、どちらの国にも
プラスにはなりません。
「愛国無罪」という言葉があるようですが、日本の商店や企業を襲って略奪することは、中国に
対する国際的な信用を失墜させ、外交関係を混乱させるだけです。決して、「愛国」的な行為では
ないということを自覚してもらいたいものです。
問題を解決するには、外交的な交渉しかありません。日本政府は、これまでの経過と意図を、
きちんと中国政府に説明して理解を得るべきでしょう。
ところで、この混乱した事態を、日本国内でほくそ笑んで眺めている「売国奴」が一人いるように
思われます。石原慎太郎東京都知事です。(>>2-10につづく)
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※五十嵐仁…法政大学大原社会問題研究所教授・所長