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『2020年の中国 政治・外交・経済・産業の将来を読む』
日本経済新聞社 2000年 鮫島敬治・日本経済研究センター
第5章 「富国強兵」という大望 (p.134)
【シナリオ1】 (確率60%)
共産党の独裁体制が逐次緩和され 経済も6-8%の成長が続く中国を想定。
国防近代化は経済建設優先の大局に従うものとされ その軍事力はコンパクトで
そこそこ質的戦力が強化されたプロフェッショナルな国防軍となる「富国精兵」のケース
【シナリオ2】 (確率20%)
共産党による強権政治が強められる中でほどほどの経済発展を遂げ アジア地域
に覇権主義的な威圧を及ぼす軍事大国化した中国を想定。その軍事力は党軍と
して質・量ともに最優先で強化される。「覇権強兵」のケース
【シナリオ3】 (確率20%)
経済が低迷し 共産党の権威が低下して地方の遠心力が中央集権力を上回るよう
な様相となり 強大な軍事力によって支えられた共産党政権がかろうじて分裂・混乱の
回避を図る中国となり 陸軍を中心とした大規模な通常戦力が維持される「貧国強兵」
のケース
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今の中国はどこら辺になっているのだろうか?海軍力の増強は12年前時点では想定外
だったようだな。シナリオ2と3の間でフラフラしながら3を突き抜けて さらに「腐国狂兵」に
落ちようとしているのが現在の中国?