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日本共産党の志位和夫委員長は14日の記者会見で、民主・自民両党の党首選について聞かれ、
「民主党の4人と自民党の5人、あわせて9人は、
そろって消費税大増税の談合に賛成・推進した『増税戦犯』だ。その中での顔選びにすぎない」と指摘しました。
志位氏はまた、「危険な右傾化の流れが台頭していることに警鐘を鳴らさなければならない」と強調。自民党の5候補が全員、
「改憲」を掲げ、自民党として初めて「集団的自衛権の一部行使」という政策を打ち出したことや、
憲法改定案で9条を改定し国防軍を明記する内容が盛り込まれたことを指摘し、「政権与党のときと比べても右傾化が著しい」と述べました。
野田佳彦首相も集団的自衛権の一部行使について「国会で議論することが望ましい」と同調していることをあげ、
「民主党にも右傾化の流れが起こっており、『維新の会』が右傾化の突撃隊としての役割を果たし、
それに引きずられて日本の政治のなかに右傾化の流れが台頭していることは重大だ」と強調しました。
一方で、国民の中では消費税増税反対が多数を占め、原発再稼働、オスプレイ配備、
環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に対する反対運動が広がっていることにふれ、
「新しい政治を求める国民のたたかいがこれほどわきおこっている状況はない。
その中で日本共産党は重要な役割を果たしている」と強調しました。
そのうえで、「日本の政治は大きな岐路にある。右傾化を強めている勢力と、
国民のたたかいと連帯して右傾化を許さない立場でがんばっている日本共産党の、
どちらの側が日本の政治の中で大きくなるかが問われる。ぜひ躍進をめざしたい」と述べました。
ソース しんぶん赤旗
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