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埼玉県川越市で1月、当時、同市立中学2年の男子生徒(15)が、同級生の少年3人から暴行を受けて意識不明の
重体となった事件があり、生徒が入学当初から3人らからいじめを受けていたことが12日、わかった。
学校は、生徒と少年らとの間で度々、トラブルがあったことを把握していたが、常習的ないじめとは認識して
いなかったという。生徒の意識は今も回復していない。
捜査関係者らによると、生徒と3人は同じ運動部に所属。事件が起きた1月5日は冬休み中で、午前の部活動
終了後、3人が生徒を同市の公園に呼び出し、全身を何度も殴ったり蹴ったりしたとされる。生徒が動かなく
なったため、1人が119番。3人は同日、県警に傷害容疑で逮捕され、その後、少年院に収容された。
少年らは逮捕当初、調べに対し「生徒の態度が気にくわなかったから殴った。タイマン(1対1のけんか)だった」
などと供述。しかし、その後の調べで、実際には3人で生徒を取り囲むようにして順番に暴行していた疑いが強まった。
市教委によると、学校は昨年4~12月の計8回、生徒が少年らにからかわれたことに怒り、授業中にけんか
するなどのトラブルがあったことを把握していた。
だが、教諭は、生徒が一方的にいじめられているとは思わず、双方に口頭注意するだけで済ませていた。
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