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大津市で昨年10月、いじめを受けていた市立中2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題を巡り、両親が市などを相手に損害賠償を求めた訴訟で、
両親側が18日に大津地裁で開かれる第3回口頭弁論で、複数の教諭がいじめを目撃しながら放置した具体例を初めて指摘することがわかった。
関係者によると、両親側は、全校アンケートの内容などを基に、昨年9月下旬、学校のトイレで男子生徒がいじめられているのを別の生徒から知らされた教諭が、
いじめたとされる同級生らに「やりすぎるなよ」と声をかけたと主張。同時期の体育祭でも、鉢巻きで手足を縛られるなどした男子生徒の様子を目撃した教諭が、
「やめときや」と注意しただけで立ち去ったとし、「ある程度なら良い、とのお墨付きを与えるような言動で、いじめを漫然と放置したことは明らか」と訴えるという。
(2012年9月12日08時13分 読売新聞)
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