12/09/07 18:26:40.28 0
(>>1のつづき)
ふたつの談話は、安倍政権をふくめ、その後のすべての政権も踏襲した。韓国をはじめ近隣国との
信頼を築くうえで重要な役割を果たしてきた。
かりに首相に再登板した安倍氏がこれを引き継がないということになれば、日本外交が
苦労して積み上げてきた国際社会の信頼を失いかねない。
自民党の一部に再び安倍氏への期待が出ている背景には、尖閣諸島や竹島をめぐる
中韓の刺激的な行動があるのだろう。
しかし、それに安倍氏流で対抗すれば、偏狭なナショナリズムの応酬がエスカレートする
恐れさえある。
政治家が信念を語ること自体を否定するつもりはない。
ただし、それには自分なら近隣国との外交をこう前進させるという展望を、しっかり示す責任が伴う。
その覚悟なしに持論にこだわるなら、一国の政治指導者として不適格だ。(以上)