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世界レベルの研究成果が期待される地方大学などを支援するため、文部科学省は、
学長の裁量で運用できる研究資金を約20大学に重点配分する新制度の導入を決めた。
2013年度予算の概算要求に約100億円を盛り込む。研究者が申請する科学研究費補助金などの
競争的資金とは別に、大学の特色を生かした研究開発拠点をつくるのが狙いだ。
日本の理工系は、国際競争力が低下している。同省科学技術政策研究所によると、
影響力の大きい論文数(09~11年)は、日本は10年前の世界4位から7位に低下。
中国やカナダよりも低い水準にまで落ち込んでおり、研究水準の底上げが急務となっている。
(2012年9月6日 読売新聞)
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