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精密機器メーカーのオリンパスで内部通報した社員の浜田正晴氏(51)が配置転換された問題で、浜田氏が3日、
「最高裁が配転を無効とした後も仕事を与えられず、子会社への転籍や出向を求められ続けた」とし、1500万円の
損害賠償をオリンパスに求める訴訟を東京地裁に起こした。
浜田氏は上司の企業倫理違反の疑いをコンプライアンス室に内部通報した後の2007年10月、畑違いの部署に
配転された。上司や同社を提訴し、配転を無効とする東京高裁判決が今年6月に最高裁で確定した。
浜田氏側によると、勝訴確定後も畑違いの部署に置かれたままで、仕事も与えられなくなった。7月12日以降、
子会社への転籍や出向の提案が人事部から繰り返しあったが、浜田氏はオリンパスに残ることを希望して断った。
会社側から代わりの提案はないという。
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