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(>>1のつづき)
そんな生活の中、一戸容疑者が出会ったのが、男性だった。
12歳年下でありながら、上司でもある男性。優しく仕事の指導を受けるうちに、親近感を覚え、
やがて2人は急速に接近。昨年5月ごろには、深い恋愛関係になった。
男性には妻子があり、一戸容疑者の子供たちもまだまだ年頃。自宅で会うわけにはいかず、
2人は池袋のラブホテル街で逢瀬を重ねるようになった。料金9000円前後で、週末でも
宿泊料金が変わらないホテルを、2人はよく使った。
人目を忍ぶ恋は、一戸容疑者を少しずつ変えていったようだ。比較的地味だった服装は、
女性らしい姿が目立つように。幼なじみの男性は、近くの西新井駅で、ズボンにブラウス姿の
一戸容疑者を見かけ、驚いたとことがある。
「女性らしい格好で、いつもとはずいぶん雰囲気が違った。交際している男性でも
いるのかなと感じた」。
しかし、そんな時間にも終わりが訪れる。男性が、一戸容疑者と別れを望むようになったのだ。
男性は今年2月ごろから何度か別れ話を持ちかけたが、一戸容疑者は拒んでいたという。
8月18日の土曜日、2人は午後10時ごろ、池袋のラブホテルに入った。部屋で2人して
焼酎を飲むうちに、また別れ話になった。
「やっぱり別れてくれ」「イヤよ」
男性の手を握ってすがりつこうとする一戸容疑者を、男性が払いのけてこう言い放った。
「気持ち悪い」
一言に頭に血が上った一戸容疑者は、バッグから、万が一のために準備していた刃渡り
約20センチのナイフを取り出した…。
「通報まで9時間、一戸容疑者は、ずっと男性の遺体に寄り添っていたとみられる。それが
なぜだかは、分からない。後を追って死のうと思ったけど、死にきれずにあきらめたのかもしれない」
捜査関係者はこう話す。
捜査関係者によると、逮捕後、一戸容疑者は反省の態度を示し、残された家族のことを
案じているという。
一戸容疑者の逮捕後、青果店はシャッターを下ろし、ひっそりと静まりかえっている。(以上、一部略)