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山田 宏(杉並区長)
教科書採択への外国人の猛抗議
いずれの国であれ、自国の国民の子弟の教育内容は、
その国の国民が責任をもって決めるのが当然である。
どの教科書を選ぶかも国民の重要なテーマで、小中学
校の場合、それは市町村の教育委員会の権限になっ
ている。その権限に基づいて、杉並区の教育委員会が
扶桑社の歴史教科書を採択するのではないかとマスコ
ミで報じられるや、全国の民団(在日本大韓民国民団)
から抗議の手紙が殺到した。
全国各地の民団の各支部から続々と舞い込んできたの
である。どの歴史教科書を採択するかは民団が強く関心
をもってきたテーマであり、彼らの主張する歴史認識に
反する教科書を採択しないよう強く求めてきたのだ。
そればかりではなく、杉並区議会でこの教科書採択の
ことが質問に上ると、民団の関係者と思しき人びとが大挙
して傍聴に訪れて傍聴席に陣取り、大きな声で野次を続
けた。
議会の傍聴席でそのような行為は禁じられており、議長も
注意をするのだが、どんなに注意されようとも意に介さない。
さらに、区長室の前にも多人数で押し掛け、シュプレヒコー
ルを繰り返したのであった。
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