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・女性専用の更生保護施設「両全会」(東京都渋谷区、小畑輝海理事長)は今月、薬物依存者の
再犯防止と社会復帰を目的としたプロジェクト「ローズカフェ」を始めた。更生保護施設が専門家と
連携し、本格的な薬物依存回復プログラムを実施するのは初めて。
両全会は定員20人の約半数が覚醒剤使用の元受刑者。小畑理事長が「入所者が就労、自立
しながら薬物依存から離脱できるプロジェクトを」と考え、大学教授や医師が協力、保護観察を
管轄する法務省の意見も聞きながら準備してきた。27日時点で6人が受講を決めている。
プログラムには薬物依存からの回復に有効な心理療法「認知行動療法」を活用する。対象者は
覚醒剤使用で服役後に入所し、参加を希望した人。認知行動療法のトレーニングを受けた
臨床心理士との面接やグループセッションを重ね、薬物使用のきっかけとなるストレスとうまく
付き合う方法を学ぶ。期間は半年間(12回)の本プログラムを中心に3年間。就労・居住先を
見つけて両全会を出てからも受講を継続できる。
プロジェクト名は「幸福」を花言葉とするバラ(ローズ)と、気軽に参加できるイメージを託した
「カフェ」を合わせた。将来は修了者で自助グループを作り、その呼称にもしたいという。
プロジェクトリーダーの伊藤絵美・洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長(千葉大大学院
医学研究院特任准教授)は「薬物の再使用を防ぐためだけでなく、社会で幸せに暮らせる
お手伝いをしたい。修了者には将来、ローズカフェの一員としてサポートする側にまわって
もらうことを期待したい」と話している。(>>2-10につづく)
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