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政府は27日、東京都が政府に提出した尖閣諸島・魚釣島(沖縄県石垣市)への上陸申請について、
許可しないことを都に文書で通知した。
藤村官房長官が27日の記者会見で発表した。
文書は、長浜博行官房副長官名で石原慎太郎都知事に宛ててあり、「尖閣諸島の平穏かつ安定的な
維持及び管理のため、上陸を認めない」としている。
政府決定について、石原知事は同日、「都は尖閣諸島の購入に向け、一般社会の商取引、経済活動の
例にならって現地調査を求めたもので、立ち入りを認めないとの判断は到底理解できない」との談話を
発表した。都は、9月2日にチャーター船で洋上から同島を調査する予定だ。
政府が都側の上陸を許可しなかったのは、地権者が同意していないと判断したためだ。藤村氏は
記者会見で、「都による島の取得の見通しが立っているとは認識していない。(22日に都が提出した
上陸申請に)地権者の書類がついていなかった」と説明した。
政府内には一時、国有化を実現するため、都の上陸を認めるべきだとの意見があった。地権者が
売却意向を示してきた都との関係に配慮すべきとの判断からだ。22日に地権者の同意書がなかった
ことで、政府内には「都と地権者の交渉は難航しているのでは」との見方も出ている。
政府には、魚釣島への香港活動家の不法上陸事件を受け、中国とのこれ以上の摩擦を回避したいとの
思惑も働いたとみられる。
▽読売新聞
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