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(>>1のつづき)
スマホのインターフェースは米アップルの「iPhone」が飛躍的な技術革新を起こしたと評価。
戦略性の高い製品や領域を絞り込んだ高水準な研究開発投資の結果が端末の魅力を生み出し
国内メーカーと大きな差が出たと指摘している。
総務省の上級幹部は「日本企業はこれまでの失敗を認めてグローバルな経営戦略を持たないと
さらに取り残される」と危機感を募らせる。総務省としては、スマホやタブレット端末の普及で
ICT市場は世界規模で拡大するとみており、この成長を取り込んでほしいという思いが強い。
現在、スマホの登場で端末やネットワークだけでなくコンテンツ・アプリケーションも巻き込む形で
生態系のように複数のレイヤーの企業が協調して市場が世界規模で拡大する“エコシステム
(生態系)”が形成されている。「スマホを軸に事業構造の変化が起きている。日本企業には
この変化を先取りした経営戦略を持ってほしい」(磯室長)。
今後はスマートテレビやコンテンツ・アプリなどの上位レイヤー市場などの拡大が予測される。
「日本のブロードバンドやモバイルネットワークは世界最先端と言える。その強みを生かせる
場面は多く、総務省としてもこのような側面から日本企業の海外展開をサポートしたい」
(別の総務省幹部)と話す。
国内端末メーカーはガラケーでグローバルな経営戦略を欠き、携帯電話の世界シェアで
中韓台メーカーと差がついた。アップルやサムスン電子の成功から学ぶ点も多い。ICT市場は
まだ成長過程にあり、シェアを取れる分野はこれから多く出てくる。これまでの失敗をどう生かすかが
日本企業にとってこれからの成長のカギになりそうだ。(以上)