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★1票の格差 是正の見通し立たず
早期の実現が求められている、衆議院選挙の「1票の格差」の是正について、民主党は、定数削減などとともに実現したいとして、
先に国会に提出した法案を、22日、衆議院の特別委員会で審議入りさせる方針を示していますが、
自民党は強引な国会運営だと反発を強めていて、今国会中に実現する見通しは立っていません。
衆議院選挙の「1票の格差」を巡っては、格差が最大で2倍を超える現状を、最高裁判所が違憲状態と指摘したのを受けて、
早急に是正することが求められていますが、各党の利害が錯そうして合意に至っていません。
今の国会の会期末まで3週間を切るなか、民主党は、定数削減などとともに格差の是正を実現したいとして、
小選挙区を5つ減らす「0増5減」を行うとともに、比例代表の定数を40削減し、
一部に「小選挙区比例代表連用制」を導入することなどを盛り込んだ法案について、自民党などの理解が得られなくても、
22日に衆議院の特別委員会で審議入りさせる方針を示しました。
これに対し、「0増5減」を先行して行う対案を提出している自民党は、
「民主主義の土俵である選挙制度を巡る法案を強引に審議入りさせるのは認められない」と反発を強めていて、
民主党案の審議には応じない方針です。
公明党も、自民党と足並みをそろえて審議に応じない見通しですが、民主党としては、消費税率引き上げ法を成立させながら、
国会議員の定数削減など、身を切る改革を進めなければ党内からも強い反発が出るとして、民主党案の衆議院通過を目指す構えです。
このように民主・自民両党の溝は深く、「1票の格差」の是正が今国会中に実現する見通しは立っていません。
NHK URLリンク(www3.nhk.or.jp)