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米・ラスベガスで7月に行われた製菓の国際大会「WPTC
(ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ)2012」で、
いずれもクラブハリエ(本社・愛荘町)に勤める日牟礼工房(近江八幡市)の
シェフの妹尾徹也さん(36)と美濠チョコ工房(彦根市)のシェフの小野林範さん
(33)が参加したチームジャパン(3人)が、一昨年の大会に続いて連覇を果たした。
2年に1度の〈菓子のワールドカップ〉を通じて、2人は「普段の仕事を見直すきっかけにもなった」と振り返る。
WPTCは2日間計13時間で製菓の技術を競い、今年で6回目。9種類の
焼き菓子を作る味覚担当シェフと、あめ細工とチョコレート細工を担当するシェフ2人が
一組となり、工芸菓子を作る。妹尾さんと小野林さんはそれぞれ、日常の仕事を終えた後、
大会に向けて夜通し、練習を重ねた。
今回の課題は「ホロスコープ(占星術)」。妹尾さんは乙女座をイメージして
少女の横顔に花々を添えたあめ菓子を、小野林さんは射手座をテーマに大きく
矢をつがえた躍動感のある射手のチョコ菓子を、それぞれ制作した。
妹尾さんは本来、女性的で繊細なデザインが得意だが、今回の大会では当初、
与える印象を重視し、さそり座をテーマに真に迫ったサソリを作ることにしていた。
だが、日がたつにつれ、「自分らしくない」と思い直し、テーマを乙女座に変更したという。
小野林さんはエアブラシを駆使し、油脂の調整が難しくて職人があまり
手掛けないチョコの彩色に挑戦、夜空の闇と星を表現した。
本番は、高温で乾燥した気候であめ細工がもろくなったり、チョコが固まりにくかったりと、
苦労もあったが臨機応変に対応。決勝は、制限時間内に菓子を作る条件で争い、
強豪の米チームには十数点の僅差で競り勝ったという。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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