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香港の活動家らが尖閣諸島（沖縄県石垣市）に上陸した問題で、野田佳彦首相は１７日、首相官邸で開かれた
関係閣僚会議で「再三の警告などにかかわらず我が国の領海に侵入し上陸したことは誠に遺憾だ」と語った。
首相は政府内で情報共有に努めるよう指示。活動家らを早期に強制送還する方針を、首相が１６日に
了承したことも報告された。
藤村修官房長官は１７日の記者会見で、活動家らの逮捕に至る経緯を海上保安庁が撮影したビデオについて
「領海警備に支障が生じる可能性が高いので、海保として公開しない方針を立てている」と公開に慎重な考えを
表明。
活動家らが抗議船かられんがを投げる姿が映っている可能性があり、自民党は公務執行妨害の証拠になるとして
公開を求めているが、藤村氏は「海上保安官のけがや巡視船の損傷はない。海保で公務執行妨害にはあたらないと
判断した」と説明した。
活動家の上陸時に担当閣僚の羽田雄一郎国土交通相と松原仁国家公安委員長が役所に登庁しなかったことに
ついては「緊密に連携したことは間違いない」と問題視しない考えを示した。
ソース
朝日新聞 URLﾘﾝｸ(www.asahi.com)