12/08/14 19:54:16.53 0
(>>1のつづき)
私は、言論の場に出ることで“いい敵”と出会う機会を得た。そこでは失敗もしたし、却って馬脚を
露わしたこともあったと思う。ただ、敵とたくさん戦うという経験を経たからこそ、自分を冷静に
客観視できるようになったのだ。
例えば、弁護士の遠藤誠氏(故人)のように、思想は100%違っても、尊敬できる敵は何人もいる。
反対に、思想は同じだが尊敬できない人間もいる。一体感を原動力に運動している間は
気付かないが、やがて時間が経つと、仲間の中にさえ、ろくでもない人がいることを知る時が来る。
今後、彼らには、そうした試練が待っているのだと思う。
「自分たちを批判する相手とは会いたくない」「同じ考えの集まりが心地いい」と感じるのは、
ネット右翼だけではなく、ネットで知りたい情報だけを読み、気の合う仲間とだけ集まるような、
日本社会そのものでもある。
そして、在特会や目指す会を支えているのは、名前や顔を出さずに拍手喝采を送る大勢の人間だ。
ネット右翼たちには、考えの異なる敵と討論することに挑んでほしい。たとえ仲間から
追い出されたとしても、言いたいことが言えるかどうか。一人ひとりが強くなるためには
どうしたらいいのか。
そのためには、集団での単なる弱い者いじめをやめ、ネットという「安全地帯」を飛び出して、
国のことを考え、発言する勇気を持ってもらいたい。(以上)