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韓国選手の五輪での政治主張、世界のメディアも報道、中国では非難
米国の華字紙・世界新聞網は12日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島
(韓国名:独島)訪問の影響が広がりつつあり、朴鍾佑(パク・ジョンウ)選手が
ロンドン五輪で竹島の領有を主張するメッセージを掲げたことで、
国際オリンピック委員会(IOC)は恐らく男子サッカーで韓国が獲得した
銅メダルを剥奪するだろうと報じた。
10日に行われたロンドン五輪サッカー男子の日本―韓国戦で、韓国の朴鍾佑選手は
スタジアムのサポーターから「独島(韓国側呼称、日本名:竹島)はわれらの領土」と
書かれたパネルを受け取り、ピッチで掲げた。記事は、「挑発的なメッセージが
書かれたパネルを掲げてピッチを走り回ったことで、IOCは暫定的に朴鍾佑選手の
メダル授与を取りやめた」と報じた。
五輪憲章では、競技会場などでの政治的宣伝活動を一切認めていない。
11日に行われた男子サッカーのメダル授与式では、朴鍾佑選手の参加が禁じられたほか、
同選手の名前もアナウンスされなかった。
IOCは14日までに事態の疎明資料を提出するよう要求したほか、国際サッカー連盟(FIFA)も
大韓サッカー協会に対し、16日までに真相を解明するよう要求した。今回の朴鍾佑選手による
政治的主張問題は世界の主要メディアも取り上げており、米ニューヨーク・タイムズは
「韓国選手が政治的主張でメダルを拒否される」と報じたほか、シカゴ・トリビューンは
「IOCが韓国選手を表彰式から締め出し」と報じた。
韓国選手がスポーツに政治的問題を持ち込んだのは今回が初めてではない。2007年の長春アジア
競技大会で韓国のショートトラック女子代表選手らが表彰式で、中国と韓国が領有権を争う長白山
(韓国名:白頭山)について、「白頭山は韓国の領土」と書かれた紙を掲げたことがある経緯が
あるため、中国のネット上では朴鍾佑選手を非難する声が高まった。(編集担当:及川源十郎)
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