12/08/13 12:53:07.09 0
(>>1のつづき)
山本:だいたい、陰謀というのはペラペラ話してはいけないものです。私は何人も広告代理店の人を
知っていますが、皆「あの仕事は俺がやった」とかまあよくしゃべりますよ。実社会での経験があれば
そんなふうに、陰謀なんてないと判断できるんですが、彼らにはそれがない。
一方で、中国人の女優が日本蔑視発言をしてもネトウヨはそこまで騒がない。韓国相手じゃないと
盛り上がらないのが彼らの特徴で、基本的に反韓が中心なんですね。
中川:確かに。レディー・ガガやジョニー・デップが来日してテレビがかなりの放送時間を割いても
ネトウヨは「テレビ局がアメリカに支配されている」とは絶対に言わない。それが韓国となると俄然やる気になる。
情報発信という面では韓国への暴言が連発されるし、情報収集の面では、“韓国は日本に劣っている”
というデータ、記事を必死に集めますね。ちなみに私が編集者として関わっているニュースサイト
「NEWSポストセブン」で「男性器、日本人は13センチで韓国人は9.6センチ」という記事を載せた時は、
アクセス数が爆発的に伸びた。
山本:一方で、ネトウヨはなぜか台湾をやたらと褒めますよね。タイも好きでしょう。あとトルコ。
これらはいずれも親日国家だからでしょうね。
中川:反日国家でも、北朝鮮はむしろ同情されていますよ。
山本:それは金正男(まさお)先生のおかげですよ。
中川:入管で止められたときに、「ディズニーランドに行きたかった」と言ったからね。あの事件
以来、ネトウヨの間では“まさおリスペクト”なるものがある。でも要はネタにしているだけなんですが。
山本:『となりのトトロ』のTシャツ姿で撮られたこともある。一国の“皇子”なのにね。
中川:たった1枚の写真の印象でネット世論は変わる。北朝鮮が韓国のようにネトウヨから
叩かれないのはすべて、「まさお先生」と絶叫アナウンサーのおかげです。ネタにされている
北朝鮮はともかく、ネトウヨが中国に対しては比較的あっさりしていて、韓国だけを叩く理由は
多分、近親憎悪なんでしょうね。日本にとって、どこが一番近い国かというと、やっぱり韓国ですから。