12/08/10 09:24:31.64 0
(>>1のつづき)
「凸」というネット用語をご存知だろうか。凸=突撃を意味する。
「ネット上で晒されたこれらの情報に基づき、いきなり押しかけて抗議することを凸と言い、電話で
文句を言うことは『電凸』と呼ばれます」
そう解説するのは『ネットと愛国』の著者・安田浩一氏だ。安田氏は同書で、ネットの書き込みや
デモで在日コリアンのバッシングを行う「在特会(在日特権を許さない市民の会)」の実態を
レポートした。安田氏が続ける。
「私のところにも取材で知り合った在特会の会員や元会員から次々と電話がかかってきました。
『加害者の親は在日だと聞いています』『さもありなん、という事件ですよね』
彼らは一様に興奮し、むしろ事件を楽しんでいるように聞こえました。新たな『敵』を発見して
『正義』の名のもとに集団で攻撃する。そこにはもはや、自殺した少年に対する思いや、いじめ問題に
対する深い考察はない。むしろ『祭り』を楽しんでいる。
『ネット右翼』と呼ばれる彼らのような存在が、近年急増しています」
ネット上の「祭り」は、現実世界では「デモ」という形を取る。ネット右翼を中心とした人々が参集する。
大規模なものだけで以下の5件が確認された。
●いじめ抗議大津市大・散歩・会 7月14・15日、中学校前~大津警察署
●いじめ隠蔽の撲滅を目指した市民によるデモ 7月17日、大津地方裁判所
●××中学校再生祈念OFF会 7月18日、中学校前
●いじめ厳罰化 官邸前抗議大・散歩・会 7月19日、首相官邸前
●イジメを無視する日教組教育を許さないぞ!デモ 7月22日、大阪・靱公園
14日のデモでは、加害少年の実名と顔写真を掲載したプラカードを持っていた男性が、滋賀県警に
連行される騒動も起きた。
本誌は今回、大阪のデモを主催した女性(35歳)に話を訊いた。彼女は元在特会の会員で
ネット上では「ジェリー」のハンドルネームで知られている。
---なぜデモをしたのか。
「大津市が日教組の強い地域だと知ったからです。若者の道徳心の欠如は教育勅語を知らずに
育ってきたから。いまの教育現場が許せないんです」(>>3-10につづく)