12/08/09 13:04:26.74 0
(>>1のつづき)
中には、本当に妙な自信を身につけすぎている30女もいる。
私がまだ20代だったころ。当時、30代後半の先輩、仕事ができてオシャレでこれみよがしに
「SEX and The City」な感じの独身女性が、「私が結婚しないのは、私がその気になれないだけ。
年下も年上も、地位の高い男も、どんな男も本気になれば落とせるし、トリコにできる」と自信
たっぷりな口調で言っていたことがある。表面上はモテていた。でも、ひとりのイイ男をトリコに
できていたかどうかは疑問である。
自分も30代になった今、それも彼女ならではの強がりだったのかもしれないという想像も
できるけれど……。自己評価と周囲からの評価を見極める客観性は、恋愛する上でも
必要なのだと気づかされた。
30代女性から無意識ににじみ出ているらしい、余裕や自信や確固たる個性は、出し方を
間違えると想像以上に男子をビビらせている。きちんと恋愛が始まれば、その余裕は
プラスになるのだけれど。
恋のはじまりは、男子のデリケートな思いを考慮すること。そして、気負わず、カッコつけない
くらいでちょうど良いと思う。恋愛とは、スキを見せることからしか始まらない。30女は、経験を
重ねるほどに自然とガードが固くなり、「一刻も時間をムダにしたくない」と思って、相手を
値踏みしてしまう。男だって、得体の知れない強さをもった30女を前に、ますます臆病に
警戒心を強めていく。おたがいスキを見せないのだから、うっかり恋に落ちるわけがない。
飲み会の後日談。20代後半の男子グループのひとり、Kくん(27歳)が「S美さんに惹かれたけれど
あんなにキレイな年上女性を自分からは誘えない。さりげなく、自分の好意をS美さんの耳に
届けてほしい」という要請が、私の耳に入った。
さっそくS美に告げると、「自分から誘えもしない男はいらない!」とバッサリ。
超美人なのに30代で独身というスペックは、自分の想像以上に20代男子にビビられているんだよ、
自分に好意を持ってくれた男子は大切にしたほうがいいよ、と懸命に説得。
「でも、やっぱり男から積極的に誘ってほしい」の一点張り。
ビビる男と、夢見る女の堂々巡り。こうして、また恋は始まらないのだ。(以上、抜粋)