12/08/09 11:04:54.06 0
★進む未婚化 出会いをめぐる「今」
・日本の少子化社会を語る際、必ず指摘されるのが未婚率の増加傾向。各種の意識調査では
「いずれは結婚したい」という結婚願望は男女とも非常に高いが、その半面、出会う機会の
少なさや経済的な不安を訴える声は多く、未婚率の上昇が続いている。出会いをめぐる「今」を探った。
「うちは一人っ子なんです」。「息子は結婚には慎重で…」。初夏のある日曜日、東京都内の
イベント会場に、六十~七十代の男女約八十人が集まった。参加者は全員二十~四十代の
独身男女の親たち。子どもの性格や職業について熱心に会話を交わす。
主催は親同士の代理見合いを運営する「ひまわり交流会」。うまくいけば親同士が連絡先を交換し、
後日、本人同士のお見合いに進む。会社員の長男(33)がいる横浜市の母親(65)は「息子の職場は
男ばかりで出会いがないみたい。周りもみな独身。『結婚を急ぐこともない』と息子は言うが、心配で」と話す。
親の代理見合いが結婚支援ビジネスの市場に現れ始めたのは二〇〇〇年ごろ。今年で五年目の
ひまわり交流会は、今まで全国五都市で五十回ほど開催、延べ四千人が参加した。毎月のように
参加者から感謝の手紙が届くという。同会事務局の黒田薫さんは「特に男性に積極的に動けない
タイプが多い。何とかサポートしたいという親御さんの需要は大きい」と話す。
結婚相談所大手ツヴァイも、昨年から親の代理見合いを始めた。広報担当の才村圭子さんは
「親御さんの悩みで目立つのが『本人がその気にならない』。何もしないと子どもは結婚できないと
不安な気持ちになっている方が多い」と話す。
未婚化に詳しい日本女子大の永井暁子准教授(家族社会学)は「親世代にとって結婚は大人への
通過儀礼。でも今は結婚は選択肢の一つ。急いでしなくても、周りに独身を楽しんでいる人が
たくさんいる」と語る。(>>2-10につづく)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
※未婚率グラフ:URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)