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意外な人物も谷垣氏を後押しした。「政局勘」では定評のある小泉純一郎元首相だった。
7月28日。都内のホテルのロビーで、小泉氏が石原伸晃幹事長を呼び止めた。
「いったい何をやっているんだ。野党が解散権を握ってる政局なんてない。こんなチャンスは珍しいんだぞ!」
小泉氏は、それから10分にわたり石原氏に活を入れ、そのけんまくに他の客が立ち止まるほどだったという。
小泉氏は他の党幹部や派閥領袖(りょうしゅう)らにも電話で「勝負時だ」と説得した。
歩調をあわせるように息子の小泉進次郎青年局長も1日、3党合意破棄を申し入れた。
これに対し、合意順守を求めてきた森喜朗元首相は5日、石川県小松市での会合で「自民党は国家百年
の計と思って(法案成立に)協力すべきだ。そうでなければ民主党を割った小沢一郎(新党『国民の生活が第
一』代表)にくみすることになる」と牽制(けんせい)した。
それでも党内で強硬論が強まるなかで、首相から解散の確約を引き出すか、解散に追い込まなければ、
9月の総裁選を控え「谷垣降ろし」の号砲が鳴ってしまう。
「優柔不断が代名詞」ともいわれる谷垣氏だが、自民党幹部はこう語る。
「総裁は完全に腹をくくった。もう止まらんぞ」(佐