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2012年8月3日、ロンドン五輪フェンシング女子エペ個人の準決勝で起きた「魔の1秒」問題。
韓国代表のシン・アラムが「審判の時間測定ミス」により敗れたと主張したが、判定は覆らなかった。
これを不服とする韓国のネットユーザーが猛反撃に出た。四川新聞網が韓国メディアの報道を引用して伝えた。
準決勝でドイツのブリッタ・ハイデマンと対戦したシンは「最後の1秒」で決勝点を取られ、敗退した。
だが、このたった1秒の間にハイデマンが3度も攻撃していることから、「時間測定の仕方がおかしい」と韓国側は猛抗議。
30分に渡って再判定を求めたが、受け入れられなかった。
これに納得いかない韓国のネットユーザーたちは怒りを爆発させた。まず、その矛先は審判へ。
さっそく“人肉捜索(個人情報を特定し公開すること)”を開始したところ、この審判とドイツフェンシング協会の会長が
交流サイトのフェイスブックでつながっていることが明らかとなった。
「やっぱり裏でつながっていたのか」「奴らは犯罪者だ。韓国人はこのような屈辱を決して許さない」などと怒りはますますエスカレート。
審判の電話番号とメールアドレスがネット上で晒され、「謝罪しなければ、次は自宅の住所をさらす。そうなれば、自宅に大量の脅迫状が届くだろう」と警告。
これと同時に、報復の矛先は対戦相手のハイデマンへと広がっていった。
2004年のアテネ五輪当時、成人向け雑誌「プレイボーイ」で披露したオールヌードの写真を探し出し、
罵詈雑言を浴びせたほか、フェイスブックに大量の悪口を書き込み、炎上させた。結局、ハイデマンはフェイスブックを閉鎖する羽目に。
これに対し、ハイデマンは「何の不正もしていない。私を個人攻撃するのは間違っている」
と韓国ユーザーたちのやり方に不快感をあらわにしている。
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