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マッサージや整体を受けて骨折するなどのトラブルが今増えています。被害の相談が5年間で
800件近く寄せられているとして、国民生活センターが注意を呼びかけました。
日々の生活でたまった疲れを癒やすマッサージ。東京都内のこの店では、横になって全身の
筋肉をほぐしていくコースが人気です。「腰とか足が痛いので、すごくいい」(客)
このところ、都市部を中心に増加するマッサージを中心としたリラクゼーション・スペース。
一方で、トラブルも相次いでいるといいます。
国民生活センターによりますと、マッサージなどを受けて、「ろっ骨が折れた」といった相談や
「腰をまっすぐにできないほど痛くなってしまった」という相談が、2007年度以降で825件も
寄せられています。その半数近くが整体やカイロプラクティックでの施術だったといいます。
「指圧」や「柔道整復」には国家資格が必要ですが、整体やカイロプラクティックには
国家資格がありません。
「危険があるから免許が必要。免許を持たない人がやるのは、より危険」(全日本鍼灸
マッサージ師会 杉田久雄 会長)
ただ、国家資格のないマッサージ店でも独自の取り組みをしているところもあります。
こちらの店で働くには、300時間の講習を受けたうえ、民間団体が発行する資格の取得が
必要だといいます。
「直接客の体に触れるので、事故など起きないように全社員が民間資格を取得してる」
(ベアハグ 上野山保幸 技術マネージャー)
また、定期的な勉強会など独自の取り組みで事故が起こらないよう、技術水準の維持に努めて
います。しかし、広告や看板だけで利用者が資格のあるなしや店の善し悪しを見極めるのは
難しいのが現状です。
国民生活センターでは、国家資格のない整体などについても、業界に対し施術の際の
ガイドラインを作成するよう求めています。
TBS News i
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