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牛丼チェーン最大手「すき家」を展開するゼンショーホールディングスが発表した2012年4~6月期
(第1四半期)連結決算で、利益が前年同期と比べて半減した。
牛丼大手では吉野家、松屋もそろって大幅減益に見舞われたが、
すき家には独自の事情もあった。
売上高は4%増を確保したものの、本業の稼ぎを示す営業利益は56・8%減の21億円、
最終利益は同49・9%減の3億5500万円だった。
既存店売上高が前年割れしていることや、米など食材価格の上昇が業績の足を引っ張ったという点は、
すでに第1四半期決算での大幅減益を発表した吉野家ホールディングスや松屋フーズと同様の状況だ。
ただ、ゼンショーはこれに加えて「防犯強化のための深夜時間の複数人体制による
人件費の増加」も減益要因になったと明らかにした。
すき家では深夜の強盗事件が多発したことを受けて昨年10月、深夜時間帯に複数人数での勤務にすると発表、
人件費などのコストは7億円程度増えると見込んでいた。
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