12/08/05 22:37:56.63 8qqi3T6K0
>>689
それから不愉快だという感情の状態をいかにして証明できるのか?
不愉快の度合いというのは、残念ながら現代の自然科学において
定式化できない。測定もできない。
(例えば「嘘発見器」が完璧に信用できるものではないのと同様)
対して、スピード違反であれば、Bという測定器でも、Cという測定器でも
同じ数値の結果が得られる。そして再現できる。数字の証拠が挙げられる。
しかしながら、「精神的苦痛」は、人によって感じ方のレベルが変わるうえ、
同一人物でも、その時分により変動する。従ってし、客観的測定はほとんど
不可能であり、再現性もない。
よく法曹関係では、「”法”と”証拠”に基づいて」と科白があるが、
”ある語句”に関して、音声や映像記録があったとしても、それに対して
差別を感じたなど、人の脳内の不愉快な感情について、客観的で信頼できる
数値データは得られない。これがスピード違反とは決定的に異なる点である。
つまり、法と証拠といいながら、その肝心の『証拠』が片手落ちになるわけだ。
しかしながら、証拠が片手落ちながら、先のB(乙)がA(甲)を人権侵害だと
訴えて、人権救済機関が受理すれば、人権侵害が成立することになってしまう。