12/08/01 23:06:48.07 A7K0jTqs0
>>241 の続き
糾弾会
糾弾会は、事前に、その差別事件について事実の確認と分析をおこない、どのように糾弾するのかという「糾弾要綱」を作成して、組織的におこなわれます。
組織的に糾弾会をおこなう理由は、差別した人を恫喝したり、威圧するためではありません。
その理由は、差別事件そのものは個人的であっても、部落の人たち全体の怒りを呼ぶからです。
なぜなら、差別は、すべて当事者が部落出身者だからという理由でおきているからです。
また、差別される立場、権力をもたない立場の者は、集団的行為をとらなければ自分を守ることができない弱い立場にあります。
現状では、差別事件をおこした人に対して、個人的に抗議をおこない、真の反省を促すことはひじょうに困難なことであり、抗議することさえできない場合もあるからです。
糾弾は組織的に行なわれることによって社会的にも認められ、差別した人の真の反省と差別された人たちの自覚を促し、差別を許さない集団がつくられるのです。
糾弾の姿勢
部落解放同盟は差別糾弾闘争の基本姿勢について、「糾弾には暴力、恫喝、揶揄は不要である、糾弾は差別者の態度にもよるが、一定の節度をもって行なうこと、人権侵害を許さない闘いは、同時に相手の人権もおかさないという立場を踏まえること」であると明確に述べています。
糾弾闘争について、一部に、糾弾を否定するキャンペーンや伝聞にもとづく間違った糾弾のイメージが存在するようですが、これらこそ部落に対する予断と偏見のあらわれであり、部落問題解決の大きな障壁となっています。