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【毎日新聞】 牧太郎「先週の当欄でネット上の発言を引用し、匿名掲示板2ちゃんねるのものとしたのは僕の勘違いでした。おわびします」 - 暇つぶし2ch1:有明省吾 ◆BAKA1DJoEI @有明省吾ρ ★
12/07/31 17:56:12.78 0 BE:1018551247-PLT(12066)

★牧太郎の大きな声では言えないが…:「食卓の常連」に危機

江戸時代のグルメ本に「百珍物」というジャンルが存在した。一つの食材にこだわり、料理方法を100ほど紹介する。

最初の「百珍物」は天明2(1782)年に刊行された「豆腐百珍」。醒狂道人何必醇(せいきょうどうじんかひつじゅん)の著述。版元は大阪の春星堂藤屋善七。

豆腐料理を6段階に“格付け”する。「尋常品」とは、どこの家庭でも常に料理するもの。木の芽田楽、飛竜頭(ひりょうず)など26品。
「通品」とは、調理法が一般に知られているもの。やっこ豆腐、焼き豆腐など10品。

「佳品」は風味に優れ、見た目の形が奇麗なもの。なじみ豆腐、今出川豆腐など20品。「奇品」は“変わりもの”。
蜆(しじみ)もどき、玲瓏(こおり)豆腐など19品。「妙品」は形、味ともに抜群。光悦豆腐、阿漕(あこぎ)田楽など18品。

最後は「絶品」。最高級。珍しさ、盛りつけとは関係なく、ひたすら“豆腐の持ち味”を引き出す。湯やっこ、鞍馬(くらま)豆腐など7品。

江戸東京博物館・都市歴史研究室学芸員、田中実穂さんの説(「研究の散歩道」による)では、「絶品」は6品。最後の100番目は「真のうどん豆腐」と解説している。

「うどん」とマッチング。「食通」を極めると、食材の“原点”に戻る。

グルメ本「豆腐百珍」は大ヒット。蒟蒻(こんにゃく)、鯛(たい)、甘藷(かんしょ)をテーマにした百珍物が次々に刊行されたが、
豆腐には「豆腐百珍続編」「豆腐百珍余録」まで出ている。この時代、もっとも愛された食材は豆腐だったのかもしらない。(>>2-3へ続く)

毎日新聞 2012年07月31日 東京夕刊
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