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英国の保守系政治週刊誌スペクテーターが、記事の中で日本人の蔑称「ジャップ(Jap)」という単語を使ったこ
とから、在英日本大使館が以後使わないよう要請し、ちょっとした論争となった。
問題の記事は「テレビ・失敗した英国」と題した第二次大戦に関する歴史コラムで、同誌が5月26日付号に掲載
した。その小さな記事に「Jap」という単語が4回も使われていたことが発端だった。
これに在英日本大使館が反応。同誌に「この言葉は第二次大戦中の反日プロパガンダで度々使われ、攻撃的
で侮蔑的な感情を呼び起こす」として、今後は使用しないよう求める書簡を送ったところ、6月16日付同誌の読者
欄に掲載され、ロンドンの夕刊紙でも、この論争が紹介された。
これがきっかけで、同誌の読者欄では「『Jap』を使わないように気を付けたい」「(日本大使館の書簡に)当惑し
ている。英国人は『Brits(ブリッツ)』と呼ばれても気分を害さない」などの投稿や反論が6月いっぱい続いた。
だが、英国の日本車愛好家たちが「ジャップカーズクラブ」なる団体も立ち上げており、これには大使館も抗議する
わけにいかず頭を抱えている。戦後67年、「Jap」を知らない世代が増えている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)