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・「53歳妊娠」…。いいかげんにしてくれないかなぁ、というのが、働き続け子供を産みそこなった
シングル女性の私の気持ちだ。「坂上みき53歳妊娠」のメディアの大騒ぎについて。
いいかげんにしてくれその1。
この報道後やたらメールが来る。私同様、オンリーキャリア、ノンチルドレン女子たちからだ。
「53歳妊娠だってぇ!!」の件名にどれほどうんざりしたことか。
なにを騒ぐんだ。うらやましいのか。しまったという思いか。うまいことやりやがってという妬みか。素朴な拍手か。
おそらく、騒ぐ女子は何が自分を突き上げるのかの自己分析すらできていまい。“53歳妊娠”と耳打ちするだけで、誰かの
心が爆破される。それほどの衝撃力がある。
いいかげんにしてくれその2。
あらゆる精神的な混沌をいっさい無視して、タレントが言う「勇気をもらいました」系のコメント。
私もタレントだが、その私自身が、「タレントはバカか」と思う一瞬だ。
勇気はもらえても年取った女にそう簡単に子供は授からない。その現実をいっさい無視したコメント。
“53歳妊娠”にうっかり勇気をもらった人たちは、どこかで課せられた感のある子産みを先延ばしにし
やがて自分がもはやその対象年齢ではないことを思い知らされ断念した時に、あの時の希望と
勇気が、自己嫌悪と怨念に替わる時がくる。必ず来る。
いいかげんにしてくれその3。
そもそも、なぜ女子たちがここまで先延ばされた子産みに憧れるかというと、それがたいそう
ハンパなく負担になることを皮膚感で知っているからだ。やりたい人生をできるだけ独身で
挑戦し、その後、子がほしい、という女性たちがこの種の報道から“勇気”をもらう。それが
何を意味するか言ってやろう。
この国の男女共同参画がいかに嘘っぱちで、「仕事も家庭も出産も」がいかに困難で、
現実は何かひとつ得たらどれかを手放さなければならないことなど、現代社会を生きる女性なら
理想的スローガンを超えて、それがハードルの高い挑戦であることなど百も承知だから。
(つづく)
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※前(★1:7/27(金) 12:47:16):スレリンク(newsplus板)