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フジテレビ系で7月6日に放送された情報番組「めざましテレビ」のコーナー「ココ調(しら)」で、
隠し録音や過剰演出があったとして、フジテレビの豊田皓社長は27日の定例会見で
「不適切だった」と陳謝した。放送については、放送倫理・番組向上機構(BPO)の
放送倫理検証委員会が、審議入りの対象とするかどうかを検討している。
同コーナーでは6日、無料サービスについて特集し、化粧品会社の無料サンプルに
応募した顧客に、しつこい勧誘電話が来るとされる実態について調査。
番組では化粧品会社からの電話を隠し録音。放送では通話時間が35分以上に
達したと紹介されたが、実際には番組側が質問を重ねたためだったといい、豊田社長は
「視聴者に誤った認識を与えることになった。隠し録音は不適切だった。内規に
違反しており、もともとやってはいけないこと」と説明した。
その後の社内調査で、同じコーナーで放送された美容室の無料カットモデル体験の
取材でも隠し録音を行い、実況中継に見せかける演出を行っていたことが判明。
フジテレビはこの2件について自らBPOに報告した。
豊田社長は「BPOの対応を待ちたい。こういうことがあってはならない。
制作体制については引き締めをしていきたい」と話した。
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