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日本全国の抗議活動、沖縄関係者の訪米による反対呼びかけにもかかわらず、米軍の普天間飛行場への垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」配備が進められている。
米国政府は日本からの反発をかわすため、オスプレイの配備が軍拡を続ける中国に対応するものだと表明している。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
米国は、オスプレイが沖縄に配備されれば、東シナ海、台湾、フィリピンが飛行範囲内に収まると強調している。オスプレイにより米海兵隊が軍事力を強化し、
領海権を巡り活動を活発化させている中国をけん制できるというのだ。米国政府はさらに、今回の配備は軍拡を続ける中国に対する重要戦略であり、
早期実現させなければならないと強調した。
オスプレイの安全性に対する懸念を解消するため、米国防総省のリトル報道官は、「米軍は2007年より、イラクおよびアフガンにオスプレイを配備しているが、
安全な飛行記録を保っている」と述べた。報道によると、米海兵隊は2012年3月までに、米国本土で140機のオスプレイを配備している。
普天間飛行場を加えれば、最終的に360機が配備されることになる。
しかし、国内世論の反発は解消されていない。共同通信社は、22日に岩国市役所前で1100人の抗議集会が開かれたと伝えた。また市民団体は23日に、
岩国基地周辺で海上抗議活動を実施。沖縄県は8月5日に、オスプレイ配備に対する抗議集会の開催を予定している。
22日に発生した米軍F16戦闘機の墜落事故を受け、日本は米軍機の飛行安全に対する懸念を深めている。(編集担当:米原裕子)
サーチナ 7月26日(木)9時4分配信 オスプレイ配備で米海兵隊による中国牽制を強化する狙い
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)