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★カルピスでつくる豚キムチ… 食品会社が続々レシピ本
豚キムチの隠し味にカルピスを。おにぎりにトマトジュースをかけてお茶づけに―。
こんな新メニューを紹介する食品メーカーによる「レシピ本」が続々と書店に並んでいる。
定番商品でも、人口減で市場がしぼむ不安を抱える中、新しい食べ方を提案することで、
もっと買ってもらおうという狙いだ。
東京・池袋の旭屋書店。カルピス、永谷園のお茶づけのもとなど、
おなじみの商品の包装を模した表紙のレシピ本が10種類近く並ぶ。
「まるでスーパーの陳列棚です」と店員は笑う。
ブームの口火を切ったのはカルピス。昨年6月、社員らが考えたメニュー69種を載せたレシピ本を出版。
豚キムチに入れてコクを出したり、納豆パスタの臭みを消したりと、カルピスを「調味料」として使う。
カルピスは1919年に発売され、470ミリリットル換算で年約4千万本を売る基幹商品。
売上本数は増えているが、今後は国内で少子高齢化が進み、大きな伸びは期待しにくい。
だが、新しい使い方が広まれば話は変わる。レシピ本は2、3万部でヒットと言われるが、9万部売れた。
「料理に使うためにカルピスを買う高齢者が増えている」と広報担当者。
メルシャンは「ワインに合う!かんたん おいしい満足レシピ82」を出版。
ワインの上手な開け方などの「豆知識」も載せた。「お酒売り場に来ない人も書店には立ち寄る。ファンを開拓できた」という。
エスビー食品は1950年から売り続けるカレー粉を使ったレシピを紹介。
時間の限られたテレビCMと違い、「社員の思いや商品の歴史も紹介できる。品質の良さを改めて知ってもらえる」という。
味の素も4月に「味の素コンビニめし研究所の世界一簡単レシピ」を出版。
コンビニのおにぎりでつくるリゾットやお茶づけなどを紹介した。
出版社も乗り気だ。味の素の本を手がけた宝島社の編集者、井野澄恵さんは「なじみの商品が表紙にあれば注目される。
美容、旅行、家電製品など様々な業種の企業と組んだ本を出版できるはずだ」と話す。
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