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・大阪府岸和田市の市立春木中学校で平成22年12月、校庭に敷き詰めたサッカーのフィールド
(ピッチ)とほぼ同じ広さの芝生のうち、約3分の1を野球部員とソフトボール部員の保護者らが
重機ではがしたというニュースがあった。両部の一部保護者が「グラウンドがデコボコして
練習がしにくい」と、学校に無断で芝生を除去したのだった。芝生化は20年度から進められた
橋下徹府知事(現大阪市長)の施策の一環だったが、今年3月には元の土のグラウンドに
戻された。前代未聞の「芝生はがし」の背景には、大人たちの思惑やエゴが潜んでいたと
指摘する声もある。
岸和田市教委やPTA関係者らによると、春木中の校庭芝生化は21年1月に職員会議で一部の
教職員から提案されたことがきっかけだった。
同年2月に芝生化を決定し、校内に実行委員会を設け、4月には、府からの補助金の受け皿と
なる緑化委員会を、校長を委員長として地域住民とともに立ち上げた。
そして、6月に府の補助金300万円と地元からの寄付約500万円を使って、生徒や保護者の
協力で芝生を植え付けた。芝生は約9千平方メートルのグラウンド全面に及んだ。校庭芝生化は
橋下氏が「子供に元気に外で遊んでほしい」と知事選の選挙公約に掲げ、知事就任後に
「みどりづくり推進事業」の一環として補助金が出されたのだった。
しかし、22年11月5日になって、野球部員とソフトボール部員の保護者が「芝生が自然に
はがれデコボコしており、練習しやすいようすべてはがしてほしい」と学校側に抗議。同12日の
話し合いで、学校側は保護者側に「整地については学校としてできることはやるが、芝生は
はがせない」と説明したが、芝生に手をつけないことを条件に、グラウンドの手直しは認めた。
その後も両者で協議を重ね、同27日に学校側が費用を負担することで、16トンの土砂を
購入して整地。さらに保護者側から「12月4日にグラウンドを整備する。土を用意してほしい」と
要求を受け、18トンの土砂を追加購入した。(>>2-10につづく)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)