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北陸電力志賀原子力発電所1号機(石川県)の原子炉建屋直下に活断層がある可能性が、
経済産業省原子力安全・保安院の調査で分かった。
北陸電力への設置許可(1988年)を再検証したもので、当時の国の審査は「活動性がない」
と存在を否定しており、見落とした可能性が高い。保安院は17日に専門家による
意見聴取会を開いたうえで、詳細な掘削調査を指示する方針だ。志賀原発の再稼働が
遅れるのは必至で、北陸電力は冬場に向けた代替電源の手当てを迫られそうだ。
原子炉建屋直下に活断層がある可能性が指摘されるのは、今年4月の
日本原子力発電敦賀原発(福井県)に次いで2例目。活断層の存在が確認されると
「重要施設を活断層の上に設置できない」とする国の基準に反する恐れがある。
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