12/07/16 11:40:54.91 iCuwaV3t0
これは昨年度、三重県下のある中学で、実際に行われた授業である。対象は
中学一年生で、「道徳」(!)の時間のなかの「人権学習」として、計六時間を
ついやして行われたもので、本年、その地区の「教育研究集会」でも広く
“公開”されている。
メイン・テーマは「在日韓国朝鮮人問題」であり、授業は「朝鮮と日本の歴史」
以下三つの段階を踏んで進められることになっている。各段階には、二時間ずつの
授業時間があてられているが、とくに問題があると思われるのが、最初の「朝鮮と
日本の歴史」の箇所である。
指導案の、この箇所の「ねらい」には、次のような文章が記されている。
「古代より日本にとって大恩の国である朝鮮に対し、近代からの日本の朝鮮に
対する非道な政策と、それによって苦しめられてきた人々の歴史を学習する・・・」
また、この箇所の「教材について」には、次のようにある。「古代より日本が、
特に文化の面で朝鮮から恩恵を受けてきたという点と、にも拘わらず明治以後、
朝鮮に対し、日本がとってきた屈辱的な政策と、それが朝鮮の人々に与えた苦しみを、
以下の点に重点を置いて押さえる。(日朝修好条規/韓国併合/武力支配/三・
一独立運動/関東大震災/創氏改名/強制連行)
これらの史実は、朝鮮を植民地化し、朝鮮人の人権、生命を著しく侵害したもの
であり、日本人に内在する残虐性をさらけ出すものである」。
いったい、これはどこの国での授業か、と疑わざるをえない。また、この授業の
指導案における「まとめ」である「指導上の留意点」には、「日本の行為の無謀さ、
不条理への驚き、怒りを引き出し、次時につなげたい」とあり、さながら社会主義
革命家の民衆扇動マニュアルのようである。しかし、私が最も驚いたのは、「教師
側の意図」にある次の一文である。
「細かい歴史事実の相関関係よりも、日本が自国の利益のためにアジア、とりわけ
朝鮮の人々に甚大な犠牲を強いたその身勝手さ、酷さが伝わればよい」。つまり、
事実はどうでもよいということであり、ある意味で、そのあまりの「正直さ」には
脱帽するしかない。
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