12/07/15 07:19:03.77 0 BE:1097348148-PLT(12557)
滋賀県大津市で昨年10月、当時中学2年生だった男子生徒が学校でのいじめを苦に自殺した。
この男子生徒は学校で同級生から執拗(しつよう)ないじめを受けており、「自殺の練習」まで
強要されていたという。学校側はいじめの事実を認めていなかったが、今月11日夜に滋賀県警は
強制捜査に着手し、いじめの実態解明に乗り出した。
日本のドラマが好きな人なら分かるだろうが、学校内のいじめを扱った作品は少なくない。
湊かなえの「告白」や東野圭吾の「さまよう刃」、秋元康の「着信アリ」を原作とする
映画などは、どれもいじめを題材にしている。このことからも、いじめは日本で広く関心を
集めている問題だということが分かる。警視庁の統計によると、2005年から2008年に校内暴力や
いじめで逮捕あるいは補導された小中学生は5751人。信じられないことに、皇太子殿下の娘、
愛子さまも2010年にいじめの被害に遭っている。
いじめには、身体的傷害、性的虐待、言葉による虐待、徹底的な無視・孤立の4種類あるというが、
その区別はあいまいだ。いじめは決して青春時代に経験する単なる痛みではない。
いじめが起こる原因として考えられるのは、父親の存在が希薄でその分母親に溺愛された子供が
自己中心的な性格に育ったこと、学歴重視の風潮から有名大学への進学を迫られる子供が
ストレスを暴力で発散させていること、物質生活で満たされない心を弱い者いじめをすることで
満たそうとしていることなどが挙げられる。しかも「みんながやってるから自分もやる」と
多勢に従い、面倒なことは「見て見ぬふり」をして社会秩序を築いてきた土台があるのだ。
また、日本のメディアもいじめを助長するような番組が多すぎる。
子供たちが夢中になっているアニメにも暴力描写があふれている。
子供たちが学校で培った性格はすなわち民族の未来の性格である。いじめるのもいじめられるのも
不健全な人格を育てることになる。日本の学校からいじめがなくなるとともに、こうした
暴力行為が海外にもまん延しないことを切に願うばかりだ。
*+*+ レコードチャイナ +*+*
URLリンク(www.recordchina.co.jp)