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★大津・中2自殺 複数教員が問題認識
昨年十月十一日にいじめを受けていた大津市立皇子山(おうじやま)中二年の男子生徒=当時(13)=が
飛び降り自殺した事件で、中学校の複数の教員が自殺の直前に、男子生徒が加害者とされる生徒との間で
トラブルに巻き込まれていると把握していた。大津市教育委員会が明らかにした。
教員は生徒が自殺した日に、関係する生徒らを対象に、暴力や迷惑行為があったかを調べるアンケートをする予定だった。
市教委は「学校は自殺するまで、いじめだととらえて対応しきれていなかった」と説明した。
教員が異変を察知したのは昨年十月一日と五日。
担任が、自殺した男子生徒と加害側とされる生徒が、暴力を伴うけんかをしているような様子を目撃し、「大丈夫か」と声をかけた。
男子生徒が「大丈夫」と答えたため、「いじめではない」と判断した。
しかし昨年九月にも、ほかの生徒から担任に「いじめじゃないですか」とする指摘が二回あり、トラブルがあると推察。
複数の教員で、アンケートを取って詳しく調べる必要があると話し合った。
教員は連休明けの十一日にアンケートを予定した。だが生徒は登校せず、朝に自宅マンションの十四階から飛び降り自殺した。
自殺直後の十月中旬、全生徒を対象にしたアンケートでは「先生も見て見ぬふりをしていたと聞いた」などの回答が多数あった。
2012年7月14日 13時55分 URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)