12/07/13 13:24:54.58 0
滋賀県大津市で起きたいじめが原因とみられる中2男子生徒の自殺問題。
県警が本格捜査に乗り出すなど異例の展開をみせるなか、インターネットの世界では、
ユーザーらが匿名の掲示板にいじめの加害者とされる生徒の名前や写真、
その親に関する個人情報を次々書き込み、異様な状況が続いている。
止まらぬ暴露の連鎖に専門家は「ネット上のリンチ」と批判している。
今年7月になって、むごい仕打ちの一端がおおやけになったのをきっかけに、同4日、
ネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」のなかに『中2自殺 生前に自殺練習強要』というタイトルでスレッドが立つ。
以後、書き込みは爆発的に増え、12日夕でその数、15万7000件を突破。他の関連スレッドを含めるとこの数十倍はあるとみられる。
ユーザーたちの関心は、いじめた生徒は誰かに始まり、実名と顔写真、住所に電話番号。親の名や勤務先、
さらに担任に関するものなど、ありとあらゆる情報に及び、「加害者のクソ餓鬼とクソ親はすぐ死ね」など脅迫めいた文句も目立つ。
興味と好奇心、それに悪乗りするユーザーたち。まさに無法地帯といった様相だ。
『2ちゃんねる宣言』(文芸春秋)の著者でITジャーナリストの井上トシユキ氏は、
プライバシーが守られないこの状況について、「(ネットユーザーは)初めのうちは義憤であったり
正義感などで動いたのだろうが、いつしか情報を暴いて加害者を攻撃することが目的になっている」と指摘。
「『こんなむごいことをした奴とその親はどんなツラをしてるんだ』などの好奇心を満たすため、
新聞などのメディアなら規制するプライバシーのラインを軽々と踏み越えている」と問題視する。
元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏は「匿名を盾にして集団で個人を攻撃するのは非常に危険。
いまの状態はネット上のリンチといえる」とし、こう続ける。
「個人情報をネットに書き込む危険さは、間違って無関係な人の情報をさらした場合、侮辱罪や名誉毀損に問われる可能性があること。
今回のように加害生徒に関係のある人の情報でも、刑事事件は難しくても民事的に損害賠償請求はあり得る」
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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