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95年に台湾で衝撃的なシミュレイションが発表された。『1995年8月白書、中国共産党の台湾武力攻撃』というタイトルの本は、
出版されると同時に、台湾全土を震撼させた。
『1995年8月白書』が出版された時期は、偶然にも、中国共産党の東海四軍事作戦が台湾周辺の海上で行われた時期と重なり、衝撃波深まった。
作者は本の中で、中国の台湾攻撃シミュレイションの典型である、空軍と海軍を使った攻撃と、中国人民解放軍の上陸作戦シミュレイションを全面修正している。
海上封鎖のような間接的な方法ではなく、深夜に台北の中心地に約8000人もの特殊部隊を投入し、政府の建物や軍事施設全体を麻痺させ、
ミサイルや空軍力で台湾の主要都市を攻撃した上で、台湾全体を一挙に占領する、というものである。
これが、中国共産党が計画する戦争シミュレイションであると作者は断言した。特攻隊とパラシュート部隊の侵攻作戦が、その主な内容である。
作者によると、実際に中国は95年6月6日から10日まで、人民解放軍を総動員し、大陸の各地域に対して軍事作戦業務を割り当てた後、
T-DAYを想定した軍事シミュレイションを行ったという。
当時の中国共産党のT-DAYシミュレイションによると、70%の確率で台湾は1週間以内に占領されるという。
『1995年8月白書』は当時の緊迫した状況と国際情勢を背景にして波紋を呼んだが、実際に台湾の軍関係者は、実現性が稀薄なシミュレイションとして受け止めている。
それはこのシミュレイションは、1944年のノルマンディー上陸作戦当時、連合国側が多くの犠牲者を出し、失敗した「マーケットガーデン作戦」の教訓を考慮していないからだ。
連合軍は、上陸作戦に先立ち、補給路を確保するため、パラシュート部隊をドイツ占領下のオランダに降下させたが、作戦は多数の犠牲者を出し、失敗に終わった。
パラシュート部隊を利用した中国の奇襲作戦には、限界があるというのが、台湾関係者の評価である。
『ウォー・シミュレイション 北朝鮮が暴発する日』 マイケル・ユー デクスター・イングラム