12/07/08 19:44:47.87 fgNsNnQR0
小泉構造改革における公共事業費の削減とその評価
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表1は過去30年間の公共事業関係費の配分と公共事業費(名目値)の推移をあらわした
ものである。1990年代後半の公共事業関係費がかなり大きいことがわかる。これは90年代
の不況対策として需要喚起をねらっておこなわれた政策によるものであるが、景気上昇と
はならなかった。公共事業による乗数効果については近年の研究では低下を指摘している
ものが多い。
井堀・中里・川出(2002)らはマクロの経済変動を長期的な変動である基調的変動と短期的な変動である循環的変動
にわけて財政政策の効果を統計的な手法をもちいて分析している。結果として「公的固定
資本形成による財政支出が経済変動にそれほど影響を与えなくなっている」としている5。
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吉野・亀田(1999)では1975年から1997年のデータを用いて財政支出のGNPに対する効果を
実証分析が行われている。結果として、「プラザ合意前までは3以上あった財政支出乗数は、
その後急落し、バブル期には2前後まで回復したものの、その後再び減少、
最近では0.98から0.45にまで落ち込んでいる。」としている
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近年の公共事業による乗数効果の低下については、内閣府以外にもいくつも指摘されている。
乗数効果が1にも満たない公共事業など景気浮揚策になることなんて断じてない。
そのため小泉政権下では、
景気対策としての公共事業を予算に組んではいない。
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さて、阿呆は小泉政権時代の閣僚だったはずだが、言っていることが180度違うな。
違うのならこういった点で間違ってましたとまず謝罪することが先ではないか?