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大津市で昨年10月、公立中2年の男子生徒が飛び降り自殺した問題で、学校が同月に実施したアンケートに
複数の生徒が「自殺の練習をさせられていた」と回答したが、市教育委員会は公表せず、調査も約3週間で
打ち切っていた。「子供に不安が広がる」という保護者の要望があったことを理由に挙げているが、
事実の解明を途中で投げ出した格好の市教委には抗議の声が相次いでいる。
「隠したとはとらえていない」。事態が明るみに出た直後の4日、市教委は記者会見で釈明した。
アンケートは全校生徒約860人に任意で実施。いじめに関する情報は300件以上集まった。
情報は、記名・無記名、直接・伝聞情報で4種類に確度を分類し、記名者を中心に聞き取りを実施。
アンケートで加害者として名前が出た生徒に事情を聴いたところ「校内で繰り返し殴った」「ズボンをずらした」
などについて事実関係を認めた。生徒は「いじめではない」と否定したが、市教委は昨年11月、いじめが
あったと発表した。
市教委によると、「自殺の練習」については16人が証言。このうち記名で書いた4人を中心に話を聞いたが、
直接見聞きしたわけではないことが分かり、「事実とは確認できない」と判断した。
「屋上への階段で縛られていた」「(男子が)『じゃあ天国行ってきてあげるわ』と言っていた」。
自殺といじめの因果関係が疑われる伝聞情報は多数記されていたが、「無記名の壁」に阻まれ調査は行き詰まった。
調査を打ち切った理由について、大津市の越直美市長は「生徒の間に不安が広がり、保護者から
『もう聞かないでくれ』と言われた、と市教委に聞いている」と説明。
市教委は「いじめたとされる生徒には2回目の聞き取りをしようとしたが、保護者に拒否された」と釈明した。
(>>2-に続く)
▽日本経済新聞
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