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愛知県豊橋市の豊橋市民病院で2010年11月、重い心臓病の治療中だった同市内の男児(当時4歳)が、
手術の際のミスが原因で死亡する事故があったことがわかった。
岡村正造院長らが6日記者会見して明らかにした。
同病院によると、男児は左右の心房を隔てる壁に穴があく先天性の「心房中隔欠損症」と診断され、
同年11月15日に入院。翌16日に穴をふさぐ手術を受けた。手術中、人工心肺装置とともに
心筋保護液回路と呼ばれる装置が使われたが、保護液の気泡を取り除く部品とチューブの接続部のネジが
緩んでいたため、液に空気が混入。気泡が心臓の冠動脈に詰まって重い心筋障害を発症し、男児は意識が
回復しないまま死亡した。
心筋保護液回路は、心臓を止めて冬眠状態にするため、冠動脈に薬剤を送るもので、事故後、
日本心臓血管外科学会が推薦した専門医3人を含む医療安全調査委員会(9人)を設置して調べた結果、
手術マニュアルにネジの緩みをチェックする項目がないなどの問題点がみつかったという。
岡村院長らは6月20日に両親に謝罪し、今後は示談を前提に交渉するという。
▼YOMIURI ONLINE(読売新聞) [2012年7月6日21時12分]
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